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お肌トレーニングお肌トレーニング

セルビックは、素肌がはたらける習慣をつくるケアをしてあげることと考えています。素肌が健全に働いていると、しっとり感、透明感、潤い感、キメは生まれ、すっぴんが美しい素肌でいられるからです。
そこでスキントレーニング美肌法にたどりついたわけですが、肌は、どのような働きを持ち、何をしているのかを知っていただきたいと思います。
素肌のそもそもの役割は、乾燥した空気、紫外線、酸化、菌などの外的環境から肌内面を守ることです。
外的環境から肌内面を守るために働いている一つの臓器なのです。
下記図のような構造で肌は、外的環境から肌内面を守り、そのとき、しっとり感、透明感、潤い感、キメが整った美肌を保っています。

「健康な肌=すっぴん美肌」に重要な
3つのポイント

●角質層の厚み

健康な肌は、約20層と言われています。まずこの厚みがあることが重要です。
この厚みがあれば、ヒリヒリなど敏感な症状はうまれにくいのです。
ターンオーバーによって新しい角質は定期的に生まれ変わり、細胞間脂質によって、角質一つ一つがつながれていることで、健康な角質層の厚みをつくっています。

●角質層の水分量

20層ある角質層の一つ一つにNMFと呼ばれる天然保湿因子が存在します。NMFは、肌内面にある自分自身の水分を引き寄せ、水分を蓄え、角質一つ一つをふっくらとハリのある角質にします。それが約20層重なることで、キメが整い、ハリのある肌が作られます。

●皮脂膜

皮脂腺から分泌される皮脂、汗腺から排泄される汗が混ざりつくられ、整ったキメをたどり肌表面に膜を貼っています。
皮脂膜は、角質の水分蒸発を防ぎ、紫外線を緩和し、菌の繁殖から守ります。

これら3つの要素によって、化粧水や乳液、クリームを与えなくても、お肌は常に健康な素肌を作り出しているのです。セルビックでは、これらのお肌の働きを「素肌美をつくる4つのはたらき」と呼んでいます。

1. 自然代謝力 → シミ取りクリームのような役割

基底層(お肌の細胞を生む母細胞)で新生細胞を生み、不要になった角質細胞をアカとして押し出す力のこと。
(定期的に表皮細胞が生まれる新陳代謝力サイクル)
・日焼けしたお肌が元のお肌の色に戻るのは、このはたらきのおかげです。
・この力が衰えると、シミ、クスミの原因になります。

2. 保水力 → 化粧水のような役割

お肌表面が乾いてきたら皮脂内面から角質表面まで、お肌自身の水分で満たす力のこと。
・整ったキメやハリ、弾力は、このはたらきのおかげです。
・この力が衰えると、カサツキ、肌荒れ、小ジワ、クスミの原因になります。

3. 皮脂分泌力 → 美容オイル、毛穴パックのような役割

お肌表面に脂分が足りなくなったらお肌表面の滑らかさを保つために皮脂腺から皮脂を適度に分泌する力のこと。
・滑らかなお肌は、このはたらきのおかげです。
・この力が衰えると、毛穴の黒ずみ、ニキビ、クスミ、カサツキの原因になります。

4. 毒素排出力 → クスミ取りローションのような役割

皮脂内の老廃物を体外に排出するために、汗腺から汗を分泌して皮膚内の栄養状態を保つ力のこと。
・透明感あるお肌は、このはたらきのおかげです。
・この力が衰えると、クスミの原因になります。

●皮脂膜 → 乳液、美容液、クリームのような役割

皮脂はお肌表面で汗と混ざり合い、お肌でもっとも大切な皮脂膜を形成し、その皮脂膜は、お肌表面の水分の蒸発を防ぎ、紫外線の侵入やわらげ、菌の繁殖さえも防いでいます。

キレイにならない原因は・・・

素肌美をつくる4つのはたらきは、年齢とともに徐々に弱っていきます。
そこで、多くの方は、単純にそれを補おうと、補わなくてもよいお肌であっても必要だと思い込み、より安全なもの、より良い成分のものをと化粧品選びに集中したり、より入念にと必要以上にお手入れをしてしまいがちなのです。
例えば、角質層の水分は「自らの水分を貯めること」なのに、外から必要以上の化粧水を、皮脂膜は「皮脂と汗の分泌で作られる」のに、外から乳液、さらにクリームをと。
実は、お肌の悩みを抱えている多くの方は、このような傾向が強くお肌の悩みの根本は解消していないのです。
身体は潤っているのに、お顔だけがカサツキや乾燥トラブルが起こるというのは、お肌は、まだまだ充分働いて自分でキレイなお肌が作れるのに、補ってしまうことで、邪魔をしていることになっているのです。
皮脂が出せなければ、皮脂づまりを起こし、毛穴の悩みやニキビの原因にもなり、汗で皮膚内の老廃物を排泄できなければ、クスミ肌の原因にもなります。
『素肌美=健康な肌』のためには、お肌が働けるように、邪魔をせず、働きやすくしてあげることが基礎化粧品を選ぶ秘訣であり、お肌が求めるお手入れだと言えるのです。

●セルビックのスキンケアの考え

スキンケアには、『ベーシックケア(基本のお手入れ)』と、『お肌の悩み対策』 というものがあります。セルビックでは、基本のお手入れをスキントレーニング美肌法に基づくことで、「与えすぎ」によるお肌の悩みは避けることができると考えています。そして、年齢によるお肌の悩みは、それに応じた対策を講じる必要があると考えています。
まずは、『ベーシックケア(基本のお手入れ)』が大切。

セルビックでは、『健康な肌=素肌美』の考えのもと、この4つを大切に考えています。

洗う(すっぴんに仕上げる)

「洗う」ことは、メイク・皮脂汚れ・毛穴汚れを落としすっぴんに仕上げることと考えます。
そうすることで、お肌は新しい皮脂、汗を分泌し、皮脂膜をつくることができ、皮脂を出す習慣につながることから、毛穴づまりや黒ずみなどを防ぐことにもつながります。
メイクや皮脂が残っていると、お肌の黒ずみ、色素沈着、毛穴の黒ずみ、ニキビ吹き出物、乾燥、色素沈着など、あらゆるスキントラブルの元となります。
お肌が自分ではできないことが、「洗う」ということなのです。
スキンケアで一番大事なステップだと言えます。

セルビックは、Wクレンジング。

角質層の厚みがない=敏感肌の方は、シングルクレンジングや、朝はぬるま湯のみという段階もありますが、メイクと皮脂では汚れの質が違うため、Wクレンジングをおすすめしています。

1 ノンオイルクレンジングで落ちないメイクはしない

「メイクは油だからオイルで」という考えもあります。確かにオイルが一番クレンジング力があります。
しかし、すすぐのはぬるま湯、つまり、すすぎ残しが発生しやすいのです。また、オイルクレンジングでなければ落ちないメイクもありますが、いずれにしても、すすぎはぬるま湯=すすぎ残しが発生しやすい という考えのもと、ノンオイルクレンジングにこだわっています。

2 洗顔料は、弱アルカリ性

「お肌は弱酸性だから洗顔料は、弱酸性」という考えが一般的になっていますが、弱酸性なのは皮脂膜のphなのです。
洗顔は、皮脂汚れ=皮脂膜汚れをきれいに取り除く作業なのです。
すると、弱酸性では落とせません。
お肌に優しい弱酸性というのは、かなりの敏感肌で皮脂がまったくないような方には良いかもしれませんが、言い換えると落ちない弱酸性と言えるのです。
弱アルカリ性だと、もう一つのメリットがあります。
毛穴が開き、毛穴汚れも落としやすくなるということ。
そして、洗顔後、お肌が持っているアルカリ中和能という働きで、自ら弱酸性に保とうと働きます。この時、毛穴も引き締めてくれるわけなのです。
毛穴の開きで悩まれている方は、この機能が衰えている方が多くいらっしゃいます。

トレーニング
(4つのはたらきをトレーニングする)

一般的には、化粧水、オールインワンゲル、乳液と言った保湿や油分を与えるステップですが、セルビックでは、お肌が自ら潤う力を邪魔しない、働ける環境をつくるトレーニングステップになります。

■ 自然代謝力

・定期的に、老化角質を取り除き、お肌のごわつきを整え、ターンオーバーを促します。
・角質層の母細胞(基底層)に新生細胞の産出指令を出すEGF(上皮細胞増殖因子)にて、ターンオーバーを促します。これにより、色素沈着が留まらせない、また、角質層の適度な厚みをつくるといったお肌の自然代謝力を妨げず、働ける環境をつくります。

■ 保水力

・NMFの成分と同じ組成をお肌に与え、お肌自身の水分を角質層に貯めようとする保水力を妨げず、働ける環境をつくります。

■ 皮脂分泌力&毒素排出力

・皮脂や汗を排泄する習慣がない、運動不足や冷暖房の中で生活することが多い昨今、皮脂・汗を排泄するケアをスキンケアのラインに取り入れることが重要です。お肌が皮脂・汗を定期的に排泄することを促します。

守る(紫外線、乾燥、菌から)

お肌をとりまく、外的環境からお肌を守るステップです。

1 空気乾燥

「紫外線」「酸化」「菌」からお肌を守る

2 できればメイクはパウダーだけ

何層も油を重ねることになるメイクは、メイク中もクレンジング中も、お肌の負担となるためです。
お肌自身が健康を取り戻せば、すっぴん美肌も夢ではありません。
パウダーだけで充分な素肌を目指しましょう。

年齢肌対策(エイジングケア)

体調で表現すると、健康なお年寄りの悩み対策というのが、セルビックの年齢肌悩み対策の考え方です。
つまり、年齢による機能低下で発生するお肌の悩み対策です。
年齢とともにお肌が機能的に減退したために発生するシミ、シワ、タルミのような真皮層が原因のお肌の悩み対策は、化粧品という領域では簡単なものではありません。
しかしながら、近年、化粧品成分として認められたサイトカイン成分の一つ、増殖因子系(EGF・FGF)は、セルビックが美肌コンサルティングを通して、お客様のお肌経過を見させていただいた結果、効果的な選択肢だと考えています。

■ EGF(ヒトオリゴペプチド-1)

上皮細胞増殖因子。
基底細胞に表皮細胞の新生するための指令を出す因子。

■ FGF(ヒトオリゴペプチド-13)

線維芽細胞増殖因子。
お肌の弾力やシワを防ぐ真皮のコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの新生を線維芽細胞に指令を出す因子。


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