すっぴん美肌のために一番大切なことはご存知ですか？

「キレイになりたい」と思うほど陥りやすい落とし穴

お肌の調子が悪い、悩んでいるトラブルが良くならない。

そんな時、多くの女性「この化粧品合わないのかしら？」「もっと良い化粧品はないのかしら？」「この成分は良いのかな？」と、大変熱心に化粧品について研究していることがあります。

しかし、すっぴん美肌を手にいれるための一番の落とし穴は、上記の様な化粧品研究に熱心な場合ほど多い・・・と言っても過言ではありません。

なぜなら、お肌の調子が悪い（トラブルが良くならない）＝お肌が健康に働けないため、化粧品に視点を当て、成分などを研究するよりももっと大切なことがあるからなのです。

「キレイになりたい」時に見るべき大切な視点

その大切なこととは「お肌はどんなことしているの？」とお肌の働きや機能を知り、「お肌がうれしいことは何？」とお肌に視点を当ててあげること。

つまり、化粧品を研究するより“お肌がうれしいことを研究してあげること”なのです。

それこそが、お肌が喜ぶ「化粧品の選び方」へと繋がるのです。

お肌がうれしいことを知る！それは、素肌のはたらきを理解すること！

お肌トラブルは「お肌の何かが老化する」こと

潤い、なめらかさ、キメが整い、ハリがあって、透明感もある！こういうお肌を女性は目指しますよね。そして、化粧品を探す。

でも、ちょっと待ってください。

オギャーとこの世に生まれたとき、ほとんどの方はこんなお肌ではありませんでしたか？？？？

お肌は、化粧品など何も使わずとも、生まれたときから潤い、なめらかさ、キメが整い、ハリがあって、透明感もあってと、こんなお肌だったはず。

しかし、加齢や外的刺激によって、上記のようなお肌実感が失われていくのです。

そう、加齢と外敵刺激によって、「お肌の何かが老化」したわけですね。

「お肌の何が老化したのか？」知っているようで知らないこと

では、何が老化したのでしょうか？

答えは、

素肌のはたらき　なのです。

生まれたばかりのときは、化粧水、乳液、美容液、クリーム等など・・・必要のないお肌でしたよね。

それは、化粧水、乳液、美容液、クリームなどは素肌自身がつくっていたからなのです。

老化に負けず、できるだけ永く、お肌自身が自分にあった最高の化粧品をつくってくれること、これが美肌に欠かせない、一番大切なこと。

潤い、なめらか、キメが整う、ハリがあって、透明感もあって・・・・という美肌を願うならば、素肌のはたらきを4つの力で考えるととてもシンプルですよ。

化粧品選びよりも、注目すべきはここ！

①　自然代謝力

②　保水力

③　毒素排泄力

④　皮脂分泌力

この4つです。

この4つのはたらきは、近頃ですと化粧品カウンターでもチェックしてくれるため、特に目新しいワードではないかも知れませんね。

しかしこれら4つのはたらきが、一体どのように働いていて、全ての働きの相互関係を知らない、という方は案外多くいらっしゃるんです。

ですのでここでは、この4つのはたらきとはどのような働きをしているのか？

を是非知っていただきたいと思いますがその前に、きちんとお肌の構造を知ってからにしましょう。

お肌の構造はどうなっているのか

皮膚は大きく３層に分かれていて、皮下組織・真皮・表皮の順にできています。

皮下組織の役割

皮下組織には、毛細血管とリンパ管があり、老廃物を排泄し栄養を送り出す役割をしています。

毛細血管で、お肌に栄養を送り込み、リンパ管で老廃物を排泄します。

リンパが詰まるとよく耳にしますよね。

リンパが詰まり、リンパ液の流れが滞ると、老廃物が排泄されないのでニキビや様々な肌トラブルの原因となります。

お風呂に入っている時や、日々のスキンケアの際にマッサージをしてあげると詰まっていた老廃物は排泄されますので、リンパは意識して流すようにしましょう。

真皮の役割

真皮では、線維芽細胞によりヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンが作り出されています。

ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンは網状構造になっており、お肌のバネの役割をし、ハリや弾力を保つのに必要なものです。

コラーゲンやエラスチンは紫外線により破壊されますので、紫外線には注意が必要です。

これらが破壊されるとたるみやしわの原因となるので若々しいお肌を保つためにはとても重要な役割がある場所です。

表皮の役割

表皮はお肌のバリアです。外的刺激（紫外線やほこり、細菌など）からお肌を守る役割をしています。

乾燥からお肌を守るセラミドはスポンジのように水分を保持してくれる役割があります。

表皮はこのように４層からできており、基底層から角質層にかけて徐々に押し上げられ、皮脂になり、バリア機能を果たした後、角質が垢となり剥がれ落ちます。

これがお肌の新陳代謝、「ターンオーバー」です。

お肌が喜ぶ４つの働き

①　自然代謝力

シミとりクリームのような役割。

不要になった角質細胞をアカとして押し出すことで（ターンオーバーして）メラニンを一緒に排出して、シミのない透明感のある肌に仕上げてくれます。

②　保水力

化粧水のような役割。

肌表面が乾いてきたら、皮膚内面から角質表面までしっかりと水分を満たしてくれます。

そのおかげで、お肌はふっくらしてキメの整ったお肌になります。

③　毒素排泄力

美容オイルや毛穴パックのような役割。

肌表面に脂分足りなくなったら肌表面の滑らかさを保つために、皮脂線から皮脂を適度に分泌し水分の蒸発をしないようにキープして潤いのある、なめらかなお肌を保ちつづけてくれます。

④皮脂分泌力

くすみ取りローションのような役割。

皮膚内の老廃物を体外に排出することで、透明感のあるお肌になります。

③　毒素排泄力＋④皮脂分泌力

③皮脂と④汗がバランスよく皮膚表面で混ざり合い、お肌表面は弱酸性の皮脂膜が張れます。

そうすることで、菌の繁殖・水分の蒸発を防ぎ、紫外線の侵入をもやわらげてくれる、乳液、美容液クリームのような役割を果たしてくれるのです。

これらはお肌の、どの部分で働いているのかお分かりいただけたでしょうか？

このように4つのはたらきがはたらくことで、肌トラブルとは無縁に！

常に潤いがあり、なめらかで、キメが整って、ハリのある、透明感があって、敏感症状ではないお肌でいられるのです。

お肌自らで、世界一あなたにあった化粧品を作れる

このように、お肌は世界で一番あなたにあった化粧品をつくってくれる天然の化粧品工場と言っても言いすぎではないのです。

この、「あなただけの天然化粧品工場」を少しでも永く働かせてあげること。

これが、本当にお肌が喜ぶことなのです。

美肌のために本当に見つめるべきこととは

このようにお肌は本来とても働き者。

自分で美しくなろうとする力があるわけですね。

しかし、ほとんどの女性がスキンケアで考えていることは“保湿が大事”　“栄養補給を”“たっぷりと化粧水を”と『お肌に与えてあげなきゃ』という考え方をしてしまいがち。

このように考えてしまうと『しっとりするものを、よりたくさん与えなきゃ』という発想でスキンケアをすることになってしまいます。

実は、多くの女性がやっているこの思考は、本来肌でできることを化粧品に代わりをしてもらうことになり、素肌の力が発揮する機会が失われていることになります。

ですから、どんどんお肌の力を衰えさせ、お顔の肌だけ老化を進めているという結果になるのです。

しかし！！！

勘違いしないでください!化粧品を使うなと言うことではありません。

”発想の転換”で美肌への近道を

是非、今日から『乾燥するからすぐに化粧品をつけなきゃ』と“すぐに化粧品をつけて解決する”という発想から、『お肌自身で水分をためてもらわなきゃ』と“お肌に仕事をしてもらう”という視点で化粧品を選び、お手入れすると言った化粧品とのお付き合いの仕方が大事と言うことなのです。

化粧品をお肌の役割を奪ってしまう存在にするのではなく、肌がはたらくことをアシストしてくれるアイテムとして、正しく選び、お手入れに使うことが健康なお肌＝すっぴん美肌の第一歩なのです。
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