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お客様とお化粧品のお話をすると、効果があり使用感の良いものを求めている ・・・というお声はよくお聞きするのですが、次によくお聞きすることが。
それは、「無香料がいいわっ!」というお声です。
勿論、しっかりと香りがあった方が好きなの!という方もいらっしゃるのですが、最近の傾向として「無香料」を選ばれる方が多いかなと思います。
そこで今回は、「香料」や「無香料」の香りについてお伝えさせて頂きます。
香料の役割としては、大きく分けると3つあります。
①素材の匂いを消すために入れる場合
②(一部の香料において)抗菌効果を目的としている場合
③官能評価による場合
読んでいただいた通り、「素材のにおい消す目的」です。
香料によって、逆に肌を守ると言う事ですね。
「ブランドのイメージであったり、香りによりリラックスや満足感を得るようお客様が感覚的な部分で商品の愛用をして頂くために・・・」 ということを目的に入れられることが多いです。
では、無香料は?というと香りがない・無臭ということでしょうか。
実はそれ、違うのです。
つまり簡単に言うと、《素材の香りそのままにしてありますよっ》ということ。
その為、≪無香料≫と書いていても実際に香りを感じることがあるはずです。
それは香料の香りではなく、素材の香りを感じているということになるのですね。
これらが、香料と無香料の違いなのです。
当社セルビック化粧品は、「無香料」。
そのため、化粧品のロットによっては「今回は、ふんわり柑橘っぽい香りがする♪」なんて事がある位です!
香料入りよりも、素材そのままで何も入れられていない無香料の方が肌に良くない???って思われるでしょうか。
答えは、”そうです!”と言えますし、 ”そうとも言えない!”とも言えます(笑)。
きっと「無香料の方が良いんじゃないか?」と感じるのは、香料というと科学的・人工的なものというイメージがあるから ではないでしょうか。
香料としてよく用いられる(※)合成香料に関しては、 石油系、石炭などの原料をメインに作られているため、化学物質によってアレルギーを引き起こす場合はあります。
(※)数百種類と言われる香料を合成して作られた人工的な科学物質
しかし、私たちは香料香料と言っていますが、上記にでてきた合成香料の他に、天然香料というものが存在します。
例えば、バラ油、ラベンダー油、イランイラン油、ゼラニウム油等々。
これらが入っていると所謂 香料入り・・となるわけです。
つまり、人工的なものばかりではないですから、一概に悪とは言えないですね。
と言う事で、これらが香料入りより無香料の方が良いのか?について、YesともNoともいえない理由なのです。
しかし、比較的アレルギー体質だったり、少しでもリスクがあるなら避けたいとお考えであれば、無香料(香料)を一切つかっていない≫ものをお使いになる方が、色々な心配をしなくても良いかもしれませんね。
香りが付いているものが好き、又は苦手・・と様々でいらっしゃると思いますが、是非、カラクリや理由を知った上で選び、皆様の素肌美づくりにお役立て頂くことを願っております。
以上、今回はお化粧品の香料、無香料について書かせていただきました。
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