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敏感肌のお手入れの考え方

敏感肌は脱出できる!

スキンケア

『敏感肌』は、お手入れ方法で脱!敏感肌の道がきちんと切り開かれます。

それには、お肌に優しいとされる成分を使うことや、 敏感肌専用化粧品を使うことよりも、もっと簡単で確実な方法があるんです。

そこで今回は、特に敏感肌の方に読んで頂きたい、お手入れの考え方をお伝えさせて頂こうと思います。

敏感肌さんが大切にするべきこと

洗顔

ではまず、敏感肌が一番大切にするべきことを共有してください。

それは・・・

角質の厚みをつくる(角質を削らない)こと

これが出来ていないと、いくらよいと言われるスキンケアをしたとしても、スペシャルお手入れ方法を行ったとしても、良くなるどころか悪化させてしまうことがあります。

ですので大前提としては、とにかく角質層(お肌表面)を今以上削らない(薄くしない)
こと!!!これに尽きます。

敏感肌になる仕組み

まず対処法を知る前に、そもそも『角質層の役割』とはどのような役割があるのでしょうか。

角質層は、ケラチンからできている角質の集まりで、表皮のもっとも外側に位置します。

厚さはなんと紙よりも薄く0.02㎜程。その厚みの中には、常時20枚ほどの角質が、重なりあってできているといわれています。

そんな20枚ほどの角質の集まりでできている紙より薄い角質層は、私たちにはとても欠かせない層なのです。

なぜならば、『様々な外的な刺激から身体内部を守る“バリケード”の役割』だからです。

もしもこの角質層がなければ、お水や化学物質・細菌が体内に侵入してきますし、紫外線も入りやすくなってしまいます。

また、風が吹いただけでヒリヒリ、何か触れるだけでも激痛・・・なんてことにもなるくらい、重要な役割をしてくれているんですよ。

これこそ、“紙一重”というのでしょうか。

前置きが長くなりましたが、では今から、健康な肌には欠かせない角質層を今以上削らない(薄くしない)方法とは?を紹介させていただきますね。

角質層の厚みをつくるポイント

●合言葉は「ソフト洗い」「ソフト塗り」・・・
なかなか敏感肌が脱出できない方の多くは「ゴシゴシ洗い」「グリグリ ワイルド塗り」をしてしまっている場合があります。

つまり、洗顔料などすすぎの時・化粧水や乳液、若しくはメイク用品を使用している時のタッチの『強さ』が大切ということです。

先程『角質層の役割』をお伝えさせて頂きましたが、角質層は紙よりも薄いため、ちょっとした摩擦によってすぐに剥がして削ってしまうという理由からなのです。

洗い方


人肌温度のぬるま湯を使用し、お肌に手が触れずお湯だけが触れているイメージですすぐこと。

クレンジングや洗顔料のヌメリを早く、すっきりと取りたい気持ちはありますが、角質まで取ってしまっては元も子もありませんからね。

ちなみに、ふき取りクレンジングなどもコットンでの摩擦が生じてしまい、更に角質層を削ってしまうので敏感度合いによって行わない方が良い場合があります。

塗り方

スキンケア・メイクをするときのお肌にタッチするときの圧力に注意です。

私たちは、『お肌に触れるタッチは20グラムの圧力で』とお伝えしています。

実際に計りで計測してみるのが一番確実ですが、すぐに実践できることがあります。

・薬指のみ、又は薬指と中指だけで塗布していく
 (人差し指は使用しません。指の中で一番力をかけやすい指なので、一番力が入りにくい薬指(又は同時に中指)がおススメです)

・お肌に塗布するとき、指でお肌のお肉がギュッと動いていなければOK

・メイクの裏方さん(メイク道具)選びもポイント

敏感肌を気にするときは、スキンケア選びや行い方だけに目を向けがちだったりします。

若しくは、できるだけ無添加に近いメイクアイテムを選ばれているかもしれません。

でも、スキンケアでもメイクそのものでもなく『メイク道具』にも落とし穴があるんですよ。

せっかくメイクそのものにも、お肌のために・・・と良いものを使用していても、この『メイク道具』が悲しい結果を引き起こすことも少なくないのです。

「ソフト洗い」「ソフト塗り」でもお伝えしましたが、メイクをするときもお肌に触れるタッチは重要です。

●メイクアイテムにも目を向けましょう!・・・

角質の厚みをつくること(今以上に薄くしないこと)で、ソフトに触れることをお伝えしましたが、やさしーく20グラムタッチで・・とお肌に触れていても、負荷とは違う刺激が角質層に及んでしまうことはご存知でしょうか。

それは、チークやパウダーを塗るブラシやシャドーなどチップの選び方と扱い方です。

メイク用小物の選び方

特にブラシはやわらかいものを選びましょう。

山羊毛、リス、イタチ、タヌキなどの毛が柔らかいものがおススメです。

柔らかくしなやかなブラシを選ぶことで、お肌に[毛が刺ささりながら塗る]ということを避けられるので、角質が削られにくくなります。

メイクをする部位やメイク度合いによって使い分ける必要がある場合もありますが、実際にお肌に触れてみて固さのあるものは避けた方が良いでしょう。

・ちなみに店頭で確認するときは、手の甲などではなく頬骨やまぶたなど実際にお顔に触れて、硬さを確認し実際の感触を知ってください。

 

ブラシやチップの取り扱い方

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こまめに洗い、清潔を保つことです。

日々使用するものですから、皮脂や汚れが付着し菌が繁殖しています。

そのままお肌に使用していると、お肌にも菌が繁殖しやすくなり、脱敏感肌の妨げになりやすくなってしまうのです。

特にシャドーチップは、マメに取り替えましょう。

よくシャドーを買うと[シャドーチップ]が付いてきますよね。

そして、そのままシャドーがなくなるまで何ヶ月も、ものによっては1年などと、同じチップを使い続けてしまっていることはありませんか?

これも菌の繁殖によってお肌の負担になることもありますが、シャドーの質によっては使い続ける程チップが固くなってしまい、いくらやさしいタッチでメイクをしていても、摩擦で角質を剥がして削ってしまいやすくなります。

特に目元は、角質層の厚みが薄くなりますから、これもまた、脱敏感肌の道は遠のいていってしまう原因となります。

睡眠中のピーリング?

ピンクのバラとタオル

ピーリング剤で指を使ってピーリングしているというわけではありません。

実は敏感肌さんは、お肌を健康的にしたいと色々と努力をされていると思います。

そのひとつに、寝ている間も汚れや菌の付着に気を使い、枕にタオルを敷き毎日取り替えてお休みになっていらっしゃったりしますよね。

これは、是非続けていただきたいです。

ただ・・・意外と見落としがちなことがあるのです。

それは[タオルの固さ]。

天気の良い日に干しすぎたり、枕用タオルとして使い続けているとタオルが固くなってしまい、寝ている間の寝返り時や横を向いて寝ているだけで、知らない間に固さによる摩擦で角質層を剥がして削りやすくしてしまっていることがあります。

ですので寝る前に一度、横を向いたり寝返りをしてみて、ゴワっと固さと感じたら、タオルを取り替えるようにしてみてください。

また、色々方法はあるようですが、タオルを干すときに手でパンパンと何度もたたいて、パイル(生地)を立たせて干すと、ふわふわに柔らかくなって気持ちも良いですよ!

ということで・・・

角質層(お肌表面)を今以上削らない(薄くしない) ためには

・肌に摩擦を与えるという行為 によって、角質が剥がれたり削れたりすることを、簡単に防げます。

つまり、健康な角質層を作り保ち続けることができるというわけなのです。

スキンケアのジプシーなどをする前に、一度毎日の何気ない習慣に目を向けてみてください!

案外、思いもかけなかったことが原因だったりしますよ。


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