汗をかきやすい時期になると、「痒み」に悩まされる方がいらっしゃると思います。
その為、汗はイヤ・・と思われがちですが、とても大切なものなのですよ。
今回は、汗をかくことが大切な理由と痒みが出てしまう原因についてお伝えいたします。
目次
汗をかくということは、体内の老廃物や余計な水分を排出し、免疫力や体力のアップ、肌の透明感が増すので美白効果をもたらします。
また、汗は、蒸発するときに熱を奪って気化しますので、その分皮膚温度を下げるという役割があるため大切なのです。
では、上記のように私たちには欠かせない「汗」なのにどうして痒くなってしまうのでしょうか。
理由は、「汗だけが排出されているから」
と言っても、何のことか分かりにくいですよね。
痒みがでる原因はこれ⇒汗はアルカリ性ということ。
もともと汗には塩分やアンモニアなどの成分があり、その成分が痒みになることがあります。
かいた汗をそのままにしておくと水分だけ蒸発し、汗に含まれる刺激物は皮膚にそのまま残ってしまい、皮膚に残ったアンモニアが分解されるとアルカリ性になります。
アルカリ性の成分がお肌の上に放置されていると外的環境に直接触れやすくなり、感染防御力も低下し、より炎症やかゆみなどを起こしやすくなるのです。
汗により皮膚の常在菌が増殖し、痒みの原因になるたんぱく質を出すため痒みが引き起こされます。
あともう1つの原因は、汗の出口がふさがることで、汗腺や汗管内に汗がたまり、あせもができます。これによって痒みや炎症を引き起こす事があります。
だから夏の蒸し暑い季節は汗で痒くなることがあるわけです。
では、どうすれば私たちにとって必要な汗をかきながら、痒みを感じないお肌になるのでしょうか?
それは、他の肌の働きとのバランスが大切になります。
特に「皮脂」を排出させることは大きなポイント
なぜならば、
アルカリ性の「汗」と、酸性の「皮脂」が混ざり合うことで弱酸性の“皮脂膜”が出来るからなんです。
① 皮脂が分泌される
② 表皮資質が皮脂と混じる(角質細胞から分解された成分)
③ 汗と混ざり皮膚膜が完成する
その皮脂膜があるとお肌はこうなります。
・水分蒸発を防ぐ
・ある程度の紫外線を防御
・菌の繁殖を防ぐ
というまるで天然乳液のような役割があるので、乾燥しにくくなるだけではなく肌に潤いとともに柔軟性や弾力性、外的要因から守られて異物や最近の日笛の侵入を防ぎ、肌を健やかに保ち、抗菌され、痒みが出にくいお肌となるということなのです。
皮脂膜は酸化しやすいので古くなる前に取り除かなければならないですし、汗と皮脂が混ざり合わないとできない。ですから「汗だけ排出されていてもNG」だったのです。
1)洗顔後、お肌につけず限界まで放置してみましょう。
2)油分の配合されているスキンケアの休止がおススメ。
限界が来たときのお手入れは、できればノンオイルのゲル状のものがおすすめです。
油分の配合されているスキンケアアイテムを使用する場合でも「あともう少し塗りたいかも」というところで塗るのをやめてみます。
※お肌は元々油分が足りなければ自ら皮脂をだそうと働きます。
ですから、なるべく油分は使わない、若しくは塗る機会を減らし甘やかさない様に心がけて、自らの皮脂を分泌させる環境を作りましょう。
規則正しい生活、睡眠を心がけましょう。
身体を冷やす食べ物は避けるようにしましょう。
皮膚温を上げると皮脂量が増えます。
夏の方が、代謝が上がっているので皮脂分泌力は高まりやすいですよ。
ですが真夏であっても冷房がガンガン効いている場所に長時間いる事により皮脂分泌力も下がります。
皮膚温を上げるために運動や半身浴を行いましょう。
夏でも半身浴を行うことで皮脂の分泌を高めやすくなります。
ただ・・・なかなか毎日身体を動かしたり半身浴するのは大変なもの。
そこでセルビックでは、遠赤効果で皮脂と汗を排出する習慣がつく「サーモアップゲル」をおススメしています♪
洗顔後、お風呂でたった1分塗って流すだけで、汗も皮脂も排出しやすいお肌に近づけてくれます。
お忙しい方にこそ、是非お試しいただきたいアイテムです。
1)動物性脂肪…肉、卵、乳脂肪の含まれる牛乳、チーズ、アイスクリームなど
2)植物性脂肪…大豆、ナッツ類、雑穀、アボガド、オリーブオイル
を積極的に摂取することもお勧めです。
これで、皮脂の分泌を促しましょう。
しかし、上記のような習慣を行なっていても、急に皮脂膜が形成されるわけではありません。
痒みと戦わなければならないときもまだまだあるはず・・・
そこで、最後に痒みが出る前・痒みが出たときの対策方法をお伝えしておきますね。
汗をかいたときは、早めにシャワーで流すことが重要です。
外出中はコットン生地の柔らかいタオル(ハンカチ)を使い、お肌をこすらず汗を吸い取るようなイメージで取り除きましょう。
痒みが出たときは、まずお肌は掻かず、冷やしましょう。
清潔なタオルを水で濡らす、若しくは、保冷剤をタオルで包み、痒みのある箇所にやさしく置いて冷やします。
とても単純な方法ですが、冷やすと痒みを感じにくくなりますよ。
※但し!保冷剤を直接お肌に触れないことです!
凍傷の原因となりますのでくれぐれもお気をつけてくださいね。
乾燥肌やアトピー肌の方は皮膚の温度が上がると痒みが増すという人もいますので、
様子を見ながら気を付けるようにしてください。
更に短期間痒みのあるお肌を卒業して健康肌になりたい!!
という方には、私達スキンケアスタイリストにお気軽にご相談ください!
関西圏の方は是非!更に納得アドバイスをさせて頂ける、対面カウンセリングがおすすめです♪
春先、夏場、梅雨時など汗をかいても痒みを感じることなく、健康肌で過ごせる方が増えますように・・・。
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