スキンケアラインのほとんどに、敏感肌の方だけに限らず、「●●肌タイプ用」が存在します。
そしてほとんどの女性が、『今のお肌タイプから健康な肌に近づけたい』と思い選ばれているのではないでしょうか。
しかし自分の肌タイプに合った化粧品を選んで使用しているにも関わらず、そのお肌タイプから抜け出して、健康なお肌に近づいた!というお声をお聞きすることは、残念ながらほとんどないという現状があります。事実、私も昔はその様な実感がないままでした。
そこで今回は、敏感肌の方の視点から「敏感肌用スキンケア」にも関わらず、なぜ敏感肌が良くなった実感が得られにくいのか?をお伝えしたいと思います。
そもそもお肌には、角質層の厚みがあり、外的な刺激から守ろうとしています。
そして、暑ければ汗をかき皮膚温度を下げる、また乾燥していると自らの水分・皮脂を出し潤おうとする等など、環境によって肌が自ら働こうとする力が備わっているものなのです。
しかし、敏感肌の場合は、角質層の厚みが薄く、外的刺激から守れません。
また、環境によって、お肌が働く力が著しく低下している状態・・・。
つまり敏感肌用スキンケアは、元々のお肌の働きを高めるよりも、
スキンケアによってお肌を守るという働きが強いため、お肌の働きを大変甘やかしてしまい、
健康なお肌になった実感がない・敏感肌用のアイテムしか使えない、といった状態なのですね。
では
お肌を甘やかさず、確実に敏感肌から脱出するには、
どうすれば良いでしょうか?
・洗顔後 約10分間のリハビリタイムをつくる
クレンジング・洗顔後、何も付けずに10分ほど、放置してみましょう。
自らのお肌の力で水分や油分を出す記憶を思い出させていく時間にします。
・もう少し塗りたい!を我慢
敏感肌ですから、上記のように洗顔後何も塗らないでいると、どうしてもお肌の働きの限界がきてしまいます。
その限界がきたら、「お肌のはたらきを助けてあげる」という気持ちで、
化粧水または乳液やゲルなどをつけます。
このとき、もう少し塗りたいなと思うところで塗るのをやてめましょう。
・油分が少ないスキンケアを選ぶ
しっとりを求めやすい敏感肌さんは、油分の多いクリームを選びがち。
しかし、『お肌のはたらき』を働かせやすくする秘訣として、なるべく油分が少ないスキンケアアイテムを選ぶこともポイントです。
・ごしごし洗い、グリグリ塗りはNG
お肌に触れるタッチ(圧力)の強さに気をつけましょう。
角質層は、紙よりも薄いためちょっとした摩擦で角質層が剥がれやすくなります。
そうすると、敏感肌はどんどん進んでいくだけ。
その為私たちは、「お肌に触れるタッチは、20g圧力で」と伝えています。
洗う時、塗るときに、肌が動かないくらいの優しいタッチを心がけてください。
・洗う時のお湯の温度
上記のごしごし洗いにならないように気をつけることに加えて、人肌程度のぬるま湯を使用することも健康肌に近づくポイント。
お湯の温度が高いだけで、角質層の水分蒸発がしやすくなるため、保水力が低下、
角質層が剥がれやすい環境を作ってしまうからです。
・拭き取り化粧品アイテムは控える
拭き取りクレンジングや化粧水などがありますが、敏感肌を克服しようという時には妨げになってしまいます。
「拭き取り」によって、角質層が剥がれやすくなりますので控えましょう。
・チップやブラシの選び方と取り扱い方
メイク用のブラシは、硬くないものを選びましょう。
手の甲や頬に触れてみて、チクチクするものは角質層を削ってしまいますので、
避けたほうが良いです。
また、こまめに洗う・新しいものに取り替えるなど、清潔を保つことも大切です。
メイクや皮脂汚れによって菌が繁殖したまま使用していることも、健康肌に近づくために妨げになってしまいます。
特にアイシャドウなどのチップは、使いすぎるとスポンジ部分が硬くなるため目元の角質層を薄くしないためにも、こまめに取り替えることがおすすめです。
以上が、敏感肌化粧品で良くならない理由と、普段から出来る対策方法です。
敏感肌だからこそ日々の習慣や、心がけひとつで健康なお肌へ近づきやすくなることは
お分かりいただけましたでしょうか。
日々の健康なすっぴん美肌に近づくためのご参考になさってくださいね。
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