敏感肌の方は、克服するためにお肌の仕組みについて勉強されたり、日々のスキンケアの選び方や使い方、生活習慣などを工夫されている方が多いと思います。
でも意外と敏感肌を克服する上で、盲点となっていることがあります。
それは、「すすぎ」。
今回は、健康肌にも敏感肌悪化にもつながる「すすぎ」についてお伝えさせていただきますね。
目次
メイクを残していてはお肌に良くないからと「きちんとすすぎをするのは当たり前」と思っている方は多いと思います。
それ、正解です!!
でも実は・・・しっかりとすすぐことが、かえって敏感肌を進めてしまう場合があるのというのはご存知でしょうか?
皆様は現在、どの様にすすぎを行っていますか?
私達スキンケアスタイリストが、長年多くお見受けしているのがこちらです。
↓↓↓
★化粧品やメイク落とし・洗顔類のヌルヌルした感触を、指でこすり取り除くようにしている
★すすぎ時のお湯の温度が高い(人肌温度以上である)
★シャワーを顔に当てて、水圧を使ってきちんと落とすようにしている
実はこのように“当たり前”だと思って行っていることが、敏感肌を進めてしまっているという結果を把握しています。
でもお肌の事を思って、化粧品やメイク落としなどを残してはいけないから、しっかりとすすいでいるのに、なぜこれらの「すすぎ方」が、敏感肌を進めてしまうのでしょうか?
では、先ほど私達が見てきた 敏感肌(お肌トラブル)を引き起こす方の共通するすすぎ方法をひとつずつ解説していきます。
これは、「指でこすりながら」というところがNGポイント。
なぜなら、肌表面に摩擦を起こしてしまうため、角質が剥がれやすくなるのです。
しかも、すでにクレンジングや洗顔中に少なくとも摩擦が加わっているわけですから、それ以上の負担になる行為はお肌にはNGということです。
特にこれは、気温が低い時期に見受けられます。
この行為は、角質が剥がれやすくなるだけではなく、角質層にある水分を蒸発させやすくなるため、保水力も更に低下し敏感肌を進めてしまいます。
この方法は、時短ができてしっかりとすすげる方法かもしれません。
しかし、水圧によって「皮膚が凹んでしまうくらい強く」シャワーを顔面に当てていることで、角質を削りやすい行為となるのです。
また、シャワーの水圧がタッピング効果となってしまい、角質層の薄い敏感肌さんにとっては、血行がよくなりすぎ頬の赤みやホテリにつながりやすくなるのですよ。
そこで、どの様にすすげばよいのか?をお伝えさせていただきますね。
たっぷりのお湯をすくうことがポイントです。
決して、指でこすってヌルヌル感を取るのではなく、お湯の力だけで取り除くこと。
時間がかかってしまいますが、これが角質をいたわるすすぎ方です。
勢いがなく、お湯が少しずつでてくる状態にすることがポイントです。
そして、髪の毛の生え際のおでこ・こめかみ周辺・耳の横・そしてアゴ周辺に、シャワーノズルを移動させながら、お顔に流れてくるお湯を使い、指で軽くなでるイメージで行って頂きますとすすぎやすくなります。
これは、お湯を手ですくって指でなでるよりも、時間が短縮され角質の厚みに負担をかけにくい方法となります。
手ですすぐ方法、シャワーですすぐ方法どちらにしても、28度~30度の人肌に近い温度のお湯にすることが大切です。
そうすると、角質層内の水分蒸発を防ぐため、保水力低下のみならず角質層の厚みを維持しやすくします。
また、上記のすすぎを更に短縮するために、クレンジング時にご提案できる方法として、一つ紹介させていただきます。
クレンジング剤でクレンジングした後、ティッシュをお顔の上に置き軽く押えることです。
そうすることで、ある程度のクレンジング剤をティッシュが吸収するため、すすぎをする時間が軽減されるというもの。
もちろん、時間が軽減される=少しでもお肌に摩擦や負担をかけにくくする意味もあります。
ただし、ティッシュでお肌をこすってふき取ったり、お肌をぐいぐい押えてはいけません。
あくまで、軽くお肌にティッシュを乗せるだけの感覚は忘れないようにしてくださいね。
以上が、良くも悪くもすすぎがもたらすお肌の結果です。
是非本日から、すすぎにも目を向けて日々の素肌美づくりに生かしてください♪
でも、もっと健康肌に早く近づく方法を知りたい!!!
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